動線
基本は人がスムーズに動ける動線計画にあります。ます入口から入って、ソファに座る動線またはダイニングチェアに座る動線を考えてみましょう。
家具の間を迷路のように迂回したり、狭いすき間を通ったりしていませんか。一人が正面を向いて歩く幅は60cm程必要です。それを考慮してゆとりをもった計画をたてましょう。
視線
部屋に入ったときにどう見えるか、ソファに座ったときにどう見えるか、ポイントは「視線の抜け」です。
背の高い家具は部屋の隅や壁際に置いて、あとは低めの家具で揃えて視線の抜けに注意しながら、家具を配置しましょう。
また食卓に座ったときに、流し台がまる見えで落ち着かない例がよくあります。その場合は、ダイニングセットの向きを90度変えたり、ついたてを置いてみたりしてはどうでしょうか。
空間
部屋のなかで家具の占める割合は、1/3が理想とされています。これが1/2だと圧迫感を感じてしまいます。
そこでデッドスペースを無くして、広いオープンスペースを確保できるように工夫してみましょう。
ポイントは床の見え方です。壁際にまとめて家具を配置したり、ソファを壁際に寄せたりしてまとまったスペースを確保しましょう。
フォーカルポイント
フォーカルポイントとは、見た瞬間自然に視線が集中する場所のことです。ドアを開けたときに見える正面の壁の絵画や、和室なら床の間などです。インテリアにもの足りなさを感じたら、フォーカルポイントで空間にメリハリをつけることができます。壁に写真を飾ったり、庭やべランダの緑もフォーカルポイントになります。